全国に626店舗展開するクスリのアオキホールディングスは、2020年6月4日、石川県金沢市でスーパー5店舗を運営するナルックスをM&Aで譲り受けることを発表した。
https://data.swcms.net/file/kusuri-aoki-hd/ja/NewsRelease/auto_20200604436324/pdfFile.pdf
※取得株数は100%ではなく89%と発表されている。
クスリのアオキは生鮮フルライン店をもつが、さらに今回のM&Aでナルックスの鮮魚取り扱いノウハウを自社に取り込む狙いがある様子。
IR資料からナルックスの業績が伸び悩んでいることがわかるため、ナルックスとしても現状の打開策としてよいパートナーが見つかったというところだろうか。
ゲンキー、中部薬品(バローHD)の同業に加えてスーパーマーケットとの競争が激化し、品ぞろえ、品質、価格、利便性などあらゆる面で優位に立てるかどうか、厳しい戦いが続きそうだ。
コンビニ最大手のセブン&アイが昨年鳴り物入りでオープンした、中規模クラスのスーパーマーケット(「コンフォートマーケット中延店)が2020年5月に閉店するなど、コンビニ、ドラッグ、スーパーの各業界の試行錯誤が今後も続くことが予想されるが、消費者にとってどのようなお店や業態が出てくるのか、楽しみである。
- 2020年6月14日